《短編産業部門》

『昭和34年 伊勢湾台風』

(株)日映映像
加藤基司

 今回、初めて作品を応募させていただいたのですが、まさかいきなり「大賞」を受賞できるとは・・驚きました。

 伊勢湾台風から50年がたち、今までにも伊勢湾台風を描いた作品は沢山制作されているかと思いますが、被害の悲惨さばかりでなく、その後の復旧作業がいかに困難なものだったのかということに焦点を当て、実際の映像によって技術的に描いた作品は今までに無かったのではと思います。

 弊社は当時伊勢湾台風を特集した三重、愛知の県政ニュース映画を所有しており、伊勢湾台風関連映像は沢山あったのですが、それはニュースとして撮影されたものなので、私は、当初これらの映像で復興作業の技術的な作品を構成するのは難しいのではと思いました。

 しかし、映像の内容を調査していくと、今までニュースの1シーンとしか見ていなかった映像でしたが、実は様々な貴重な映像がそこに映っていることが分かりました。

 この貴重な映像を撮影して残してくれた先輩方に感謝します。

 皆様、本当にありがとうございました!



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