この度は、第3回中映協映像コンテストDC部門特別賞を賜り有り難うございました。拙作「豆腐星人」以外でエントリーされていた全作品は、所謂『仕事』として受注・制作された作品でした。『仕事』である以上、制作費や締めきりがあることは勿論、クライアントの意向が最大限優先される事項です。制作側がいくら良いと思ってもお客様が満足しなければ（お客様を納得させることも仕事の内なのですが）リテイクになってしまいます。本来、これらの制約の中で制作された作品で競い合うコンテストに毛色の違う拙作を見せられて審査員の方々も戸惑われたことでしょう。同じ土俵での評価ならば、違う結果になっていたかも知れません。私もプロですので、『仕事』としての作品を日々制作していますが、ポストプロダクションという立場上、成果物を出品することは難しい問題があります。有り難いことにテレビシティは今後も積極的に自主制作を推奨し各コンテストへの応募を奨励する方針です。自己表現としての作品を発表できることは制作者の喜びです。今後も「豆腐星人」のように、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。ただし、壊れないように…。
因みに「豆腐星人」は６月末から韓国・ソウルで開催される「日韓友情年2005 日韓文化交流展」に文化庁、CG-ARTS協会推薦作品として出展される予定です。
|