第21回中映協映像コンテスト

【喜びの声】　番組部門最優秀賞

魔物か神か（Ｈ３ロケット2170日 指令破壊の舞台裏）

�鰍bＴＶ MID ENJIN

報道スポーツグループ　兼松俊之

この度は最優秀賞に選出頂き、誠にありがとうございました。 まさか失敗するとは思っていませんでした。３月７日のロケット打ち上げから放送予定日まで１０日あまりということもあり、あらかじめ番組の９割ほどを編集しテロップまで焼き込み種子島へ移動。「打ち上げ成功で歓喜の声！」を最後に差し込めば番組成立と考えていました。 しかしまさかの指令破壊…。自分で撮影していたカメラに「えっ、ウソでしょ…」というつぶやきが収録されていました。頭が真っ白になり今後番組をどう構成するのかを、名古屋で待つプロデューサーと相談。慌てて名古屋に戻りイチから編集をやり直しました。一方で「これがドキュメントか…」と客観的に見る自分もいました。 地元愛知県で進んでいるロケット開発を足かけ６年取材し、国家プロジェクトに関わる技術者たちの苦悩やプライドを見つめてきました。今回失敗という大変な状況にもかかわらず、快く取材に協力してくださったＪＡＸＡ様と三菱重工様にお礼を申し上げます。打ち上げ成功の暁には、さらに魅力的な番組を作れるよう頑張ります。

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